3年半ぶりにベトナムを訪問し、Vinfast車の増加に出会う

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先週ベトナムに行ってきました。前回は22年12月末だったので3年半ぶりになります。

前回はハノイとホーチミンに行きましたが、今回はハノイだけです。たまたま同じ場所に泊まったので22年12月の写真をトリミングして並べてみました。

前回訪問時もハノイは大都市だったのでそこまで変化は感じられないですが、若干靄が少なかったのとカメラ性能の向上は感じられます。(前回撮ったのはGalaxy Fold Z4)

そして相変わらずバイクを含めた交通量は多いです。(運転しながらのながらスマホも多い)

そして最大の違いを感じたのは、前回は「Vinfastの車もいるな」というくらいだったのが、「明らかにVinfastの車の種類も量も増えている」というところです。

ベトナムでベトナム国産車Vinfastを初めて見る
さて、年末の最終週はベトナムに出張し、ハノイとホーチミンを訪れました。ベトナムでは北に位置するハノイには四季があって冬で、雨も降ってダウンを着ないと寒い日もありました。一方南方のホーチミンは常夏の国で、昼間は暑く夜は少し涼しいというくらいの…

ちょっとコンパクトなタイプVinFast VF 5(車種はGeminiに聞きました)


中型のSUV VinFast VF 6。
左側の緑色の車もVinfast VF e34で、この緑色はタクシーだそうです。

プジョーも時々見まして、だいたいこの3008でした。


右のグレーは超小型車VinFast VF 3で、ちょくちょく見ました。コンパクト3ドアでなかなかかわいいです。
その前にいるのはVinFast VF 8で、プレミアムSUVという位置づけだそうです。
左にいるのはMazda3ですね。

Vinfastは主にEVを提供しており、今回の車種はすべてEVとのことです。Geminiに情報をまとめてもらいました。VF3は150万円から買えるということで、軽自動車的な手軽さがありますね。

車種名 と 写真での登場シーン車格タイプ ・ 新車価格の目安ブログ読者向けのポイント
VF 3
(4枚目・手前右のグレー)
超小型電動SUV(3ドア)
約150万円〜(約2.4億VND〜)
【エントリー】 バイクからの乗り換え層を総なめにしている現在の超大ヒット作。ちょくちょく見かけるボクシーでかわいいミニEV。
VF 5
(1枚目・手前の赤い車)
コンパクトクロスオーバー
約290万円〜(約4.7億VND〜)
【スタンダード】 自家用から日常の足まで、ベトナムの街中でいま最も数多く走っている国民的な大衆EVモデル。
VF 6
(2・3枚目・手前の白い車)
ミドルサイズSUV
約420万円〜(約6.8億VND〜)
【ミドルクラス】 VF 5より一回り大きく質感が良い、都市部のファミリーやビジネス層に人気のスタイリッシュな次世代コアモデル。
VF 8
(4枚目・手前中央の白い車)
プレミアム大型SUV
約680万円〜(約11.0億VND〜)
【フラッグシップ】 テスラ等と競合する最上級の高級EV。流麗な一文字ライトとどっしりした佇まいで、走りの次元も格違い。
VF e34
(2枚目・前方左のミントグリーン)
CセグメントSUV
約440万円〜(約7.1億VND〜)
【タクシーの定番】 VinFast初の量産EV。お馴染みの鮮やかなミントグリーンを纏い、ベトナムのEVシフトの土台を作った立役者。

明らかに増えているので、Geminiに新車のシェアを調べてもらったところ、以下の通りでした。

1. 2022年と現在(2025年〜2026年)の圧倒的な販売数の差

2022年当時は、まだ「黎明期」でした。それが直近の2025年、そして今年2026年で完全に化けています。

  • 2022年 通年:約7,400台(すべてベトナム国内。まだ本格展開前)
  • 2024年 通年:約97,400台(ここで約13倍に大化け)
  • 2025年 通年:175,099台(過去最高記録を達成。前年比ほぼ倍増)
  • 2026年 Q1(1〜3月)だけで:58,577台(前年同期比 61%プラス。凄まじい勢いでさらに加速中)

💡 比較すると: 2022年の「1年間分」の販売数を、現在のVinFastは「わずか数日」で売り切ってしまうほどの規模(2025年12月単月だけで2万7千台以上をデリバリー)に達しています。街で見かける量が爆発的に増えたのも当然の数字です。

2. トヨタを抜き去った「市場シェア」の推移

ベトナムの自動車市場におけるVinFastのシェアは、驚異的な右肩上がりを記録しています。

  • 2024年:約 22%
  • 2025年:約 36%(年間トップ。ベトナム自動車史上で初の快挙)
  • 2026年 直近(5月までのYTD):なんと 44.4%

現在、ベトナムで売れる新車の約4割以上がVinFastのEVです。2位のトヨタ(約13.1%)にトリプルスコア以上の大差をつけて国内シェアNo.1を独走しています。


新車のシェアなので走っている車の数とは違いますが、明らかに前回より多かったです。車種が増えている以外にGeminiによるとこのような手を講じているということでした。なかなかしたたかですね。

3. 街で見かける量が激増した最大の理由:「緑のタクシー」

走っている量が圧倒的に増えた最大の要因は、Vingroup(親会社)が自ら立ち上げた電動タクシー/配車サービス「Xanh SM(Green SM)」の存在です。

ハノイやハイフォンの街中、あるいは空港のタクシー乗り場が「鮮やかなミントグリーン(シアンブルー)のVinFast一色」になっていたかと思います。自社グループのタクシーとして何万台ものEV(主にVF 5やVF e34、新モデルのLimo Green)を街中に投入したことで、市民への認知度と信頼性を一気に高め、同時に一般ユーザーへの販売にも繋げるという、見事な垂直統合モデルが機能しています。

4. 圧倒的なインフラという「参入障壁」

他国のメーカー(テスラや中国系、日系)がベトナムでEVを売るのが非常に難しい状態になっています。なぜなら、VinFastはグループを挙げてベトナム全土に15万口以上の膨大な充電ポート(V-Green)をすでに整備しており、しかもこの強力なインフラ網を「自社グループの車両専用」として他社を完全に締め出しているからです。

ガソリン価格の上昇も手伝い、ベトナムの消費者にとって「最も維持費が安く、充電に困らない車=VinFast」という強固な方程式が出来上がっています。

2022年末の出張時と比較して、道路インフラ(高速道路)の進化だけでなく、そこを走るモビリティの主役までもが完全にVinFastのEVへと様変わりしたところに、いまのベトナムの凄まじい変化のスピードが現れていますね。

The Electric Ascent: Why VinFast Dominates Vietnam’s EV Market こちらの動画では、VinFastがなぜベトナム国内のEV市場で99%という圧倒的なシェアを獲得できたのか、そのインフラ戦略や経済的背景が分かりやすく解説されています。

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