前回の続きで、現在車載機として使っているタブレットとスマートフォンの話です。(車載器といっても使わないときはもちろん家の中にあります)
改めて車に乗るときに使うAndroid系のデバイスを整理しておくと、
車のメインディスプレイ表示(音楽+詳細地図)
(A) 車載AndroidのOTTOCAST(SIMなし。(B)からのテザリング)
(B) メインスマホのSamsung S23 Ultra(au)
端末自体のディスプレイ表示(渋滞情報、ナビ)
(C) 車載タブレットの iPlay 50 mini(POVO+(B)からのテザリング)
(D) 車載スマホのRakuten Hand 5G(Rakuten)
があります。
(A)OTTOCASTはAndroidとして自由にカスタマイズができる面白い端末で、これまでも何度か記事でも紹介していますが、最近こんな状況に見舞われています。
・立ち上がりに時間がそれなりにかかる(これは最初からそういう仕様)
・通電はされていても、立ち上がって来ないことがある(当初から時々ある)
・立ち上がってもなかなかWiFi接続しなかったり、途中で切れたりする(最近多い気がする)
・停車時に見ていた歌詞の表示が途中で切れてX-Rayモードになってしまう(最近そうなった)
そのため、直接メインスマホを508に接続してAndroid Autoとして起動させることもありました。ただし、前の機種のGalaxy Z Fold4では、
・消費電力が大きくてケーブルを刺していてもバッテリーが減ってしまう
・処理が大変なのか、かなり熱を持ってしまう
という状況だったので、近距離のときだけ使っていました。
さらにはそもそも(A)OTTOCASTはコネクタの口が小さく、添付していた専用ケーブルでないと刺さらない仕様になっています。(品質確保のためかもしれません)
そのケーブルはかなり短いのでAndroid Autoを利用しようとスマホに刺すのは不便な長さで、508のコネクタが見えない位置にあるので簡単に抜き差しすることが難しいので、Galaxy Z Fold4のときには、
・508 ー(USB A)ー OTTOCAST専用USB-A/C ケーブル ー(USB-C)ー OTTCAST
・508 ー(USB A)ー OTTOCAST専用USB-A/C ケーブル ー(USB-C)ー USB-C延長ケーブル ー(USB-C)ー Fold4
という太字部分の差し替えを行っていました。
ところが今回S23 Ultraに変えたところ、OTTOCAST専用USBケーブルで接続してもAndroid Autoとして起動しなくなってしまいました。(USB-C延長ケーブルの有無にかかわらず)
Fold4でできていたことがS23 Ultraでできなくなってしまうのは困るので、別のUSB-A/CのケーブルでS23 Ultraにつないでみたところ、
無事にAndroid Autoとして起動しました
そのためひとしきり悩んだ結果、品質が良くてAndroid Auto対応と明記されているUSB-A延長ケーブルをAmazonで購入し、
・508 ー(USB A)ー USB-A延長ケーブル ー (USBーA)ー OTTOCAST専用USB-A/Cケーブル ー(USB-C)ー OTTCAST
・508 ー(USB A)ー USB-A延長ケーブル ー (USBーA)ー USB-A/Cケーブル ー(USB-C)ー S23 Ultra
太字を差し替えることにしました。
そして今回はうれしい誤算でS23 Ultraのほうが消費電力が改善されているためと思われますが、
・ケーブルを刺してAndroid Autoを使っていてもバッテリーが充電されていく
・処理能力が上がったためか、そんなに高熱にはならない
という結果もついてきました。
さて、前置きが長くなってしまいました。
しかし、もう少し説明すると・・・、今の使い方として
気合を入れてある程度遠くに行くので渋滞情報の表示エリアを増やしたい時
(C) iPlay 50 mini:渋滞情報表示 + (D) Rakuten Hand 5G:ナビ表示
ナビは必要ないが、広い範囲の渋滞情報を表示しておきたい時
(C) iPlay 50 mini:渋滞情報表示
近所に行くのにある程度渋滞情報を把握しておきたい時
(D) Rakuten Hand 5G:渋滞情報表示
といった使い分けです。
取り外しが簡単なマグネットホルダーで固定していて、配線がごちゃごちゃとするので基本的に運転時は充電をせずに使っています。そんなわけでどの程度電池が持つのかなというのを調べてみようと思ったのです。
今回使ったのは、AccuBattery Proというアプリである程度正確にバッテリー消費を表示してくれます。
先に結論から言うと、
・(C) iPlay 50 miniも(D) Rakuten Hand 5Gもバッテリー消費割合はそんなに変わらないが、画面が大きい(C) iPlay 50 miniのほうがやや消費割合が大きい
・使用量は1時間表示しっぱなしで10%強なので、計算上7時間程度は持ちそう
といったところでした。厳密には評価していませんが、何度か使っていてテザリングでも4G接続でもそんなに変わらなかったと思います。
こんな感じで表示してくれるのですが、
(C) iPlay 50 mini
(D) Rakuten Hand 5G
これだけだとよく分からないので、表にしてみました。
今回測定 | 1時間あたり | 理論上 持ち時間 | ||
時間 | バッテリー消費 | バッテリー消費 | ||
(C) iPlay 50 mini | 3:35 | 49.6% | 13.8% | 7.2 |
4:17 | 56.3% | 13.1% | 7.6 | |
(D) Rakuten Hand 5G | 3:30 | 44.7% | 12.8% | 7.8 |
4:21 | 47.6% | 10.9% | 9.1 |
もちろん実際には使ってない間の待機消費電力もあって、これ以上にバッテリーは減っていきます。
日帰りでバッテリー持ちが多少気になるときには、用事をしている間にモバイルバッテリーで充電して安心感を得ることにはしています。
iPlay 50 miniは性能が低いので、mini Proが出るまで待った方が良かったかと一瞬後悔しましたが、きっとバッテリー持ちは良いのではないかと思って納得することにしました。渋滞情報の表示だけであれば全く問題ない性能です。
最後に通信量とスピードについて記載します。
Rakutenは有料プランを契約していますが、この使い方を週末にする程度であれば全くもって3Gに届くような気配はないので、最低金額からの追加料金がかかることはないと思います。
POVOの無料版である128Kの使い勝手について、これも体感的なものですが、
・初回にアプリを起動して渋滞情報を受信して表示するまで数十秒単位でかかります
・走行中に縮尺を変えずに利用する分には、特に気にならないくらいの感覚で使えます
・ただし、縮尺を変えると情報を表示するのにやっぱり数十秒単位でかかります
といったところです。
縮尺を変えずに走行している時にしばらくテザリングなしで使っていたのですが、渋滞情報アプリで情報を取ろうとして初めて、無料プランだったから遅いのだと気づいたくらいでした。
そんなわけで、テザリングかPOVOの有料/無料(ギガ活)のトッピングがあった方が縮尺変えたり他の情報を取るのであれば快適でしょうといったところです。