前回の記事でニコンのZ50を買ったという話をしました。せっかくなのでレンズの話をしたいと思います。
Z50のレンズはZマウントという新しい規格なのですが、FTZアダプタというのを使うと昔のFマウントのレンズが使えるようになります。
一眼レフの高倍率ズームカメラは結構高いので、もともと持っていたニコンのD5200で使っていた、TAMRON 高倍率ズームレンズ 16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO ニコン用 APS-C専用をアダプタを介して使うことを考えました。(アダプタも3万円くらいして結構高いのですが、高倍率レンズを買うよりかは安いだろうと。)
このレンズはかなりカバー範囲が広いので、一本あるとかなりの範囲をとらえることができます。Z50を買うまでのカメラのカバー範囲を図にするとこんな形でした。
それをZ50にしてこのようにカバーすることを考えていました。
よく見るとアダプタの分、前より重くなってますね・・・。
アダプタを使うということが決め手となって富士フィルムではなくニコンのカメラにしたのですが、Z50 レンズキット NIKKOR Z DX 16-50mmを購入した後に、FTZアダプタをオーダーしようと思ったときに、念のため動作するかタムロンのホームページで確認してみたところ、
「AFが使えなず、MFになる」
と記載がありました。さすがにMFで撮影するのはストレスフルすぎるので、ここで手持ちのタムロンズームレンズを使うことを断念。
しょうがないと思い、少しの間キットの16-50㎜を使っていましたが、街のネコを撮っているとやはりズームレンズがないと撮りにくく、不十分さを感じていました。そこで色々調べたところ、タムロンのレンズ下取りに出すと2万円くらい、D5200のダブルレンズキットも2万円くらいということだったので、下取りに出して望遠が撮れるズームレンズを買うことを考え始めました。
ただ、ZマウントのAPS用のレンズは標準キットで買った16-50㎜と50-250㎜の二つしかなく、50-250㎜はネットで調べるととても評判が良いレンズだったのですが、
・単体で買うとレンズキットで買うより1万円ほど割高なので、なんか損した気分になる
・レンズ交換はやらないで済ませたい(Z50はセンサーのダストリダクション機能もないため)
の二つの意味で買うのを躊躇していました。
改めてFTZアダプタ+高倍率ズームレンズを買うことも考えてみたのですが、アダプタとの互換性を考えてニコン純正のレンズにしようとすると10万円程度するし、古い規格のレンズをいまさら買う意味もあまりないなと思いました。
そこで結局選択したのは、フルサイズ用のZマウントズームレンズ 24-200mm f4-6.3V
を使う、ということです。
わざわざ高いフルサイズのレンズを買うことでかなり迷いましたが、APS機で使うことにより、
・画像が劣化しがちな周辺部分を使わないで撮影するのできれい、というネットの評判あり
・1.5倍になるので300㎜まで望遠が伸びる
ということが決め手になって購入しました。
画角を図にするとこんな形になります。
広角についてはやや手薄ですが、むしろその場合はGalaxy Note20 Ultraを使うということにしました。望遠はZ50+望遠レンズがきれいですが、近くの被写体はGalaxy Note20 UltraとZ50はほぼ差がありません。
1キロあるのでまずまず重いですが、ストラップを変えて体にフィットさせてみたところそこまで重さを感じることなく使うことができています。Z50、TX-2、Galaxy Note20 Ultraで望遠の撮り比べや周辺機器もどこかでご紹介したいと思います。
結局だいぶ高くなりましたが、やはり携帯を出さずにさっと撮れるのは思ったよりも快適ですし、携帯への画像転送連携もあって便利で、何より画像もきれいで買ってよかったと思います。
ただ、下取りが思ったようにいかなかったので、出費が膨らんでしまいました。その理由などもまた次回に・・・。