ゼロエミッションサポートプログラムのカードを使ってプジョー508の充電をやってみる

ゼロエミッションサポートプログラムのカードを使ってプジョー508の充電をやってみる

プジョー508ハイブリッドのカタログ上の電気走行距離は

 56Km

となっています。ガソリン燃費も電気走行距離もカタログほどは出ないということは分かってはいました。

電気の走行可能距離はメーターの右側に出ていて、納車の9月の時点では

 40Km

と出ていたので、7割以上あると思えばまあいいかというところでした。

EVはバッテリー性能的にも暖房を使うことからも冬に弱いらしいということは知っていましたが、冬になって寒さが厳しくなるにつれて、だんだん最初の走行可能距離表示が減ってきました。

今は充電すると、

 「充電完了」

の力強い文字とともに電気の走行可能距離が

 28Km

と出るようになりました。

 カタログ値の半分・・・

と思うとちとギャップが大きすぎだなあと思うところもあります。実際は、平坦な道でヒートシーターをメインに使いつつエアコンをずっとつけていない状態(結構効きが良いので、暖房をずっとつけていると暖かくなりすぎるくらいなので、普通にオンオフしています。)であれば、

 35Km

くらい電気で走っているかなという感じです。


さて、今回の本題は外出先で充電してみた話です。

昨日、ゴルフで長瀞までの往復200Km超を走ってきました。会社の人を迎えに行ったり、帰りは一人だったりして少しルートが違うのですが、

 行き 一般道44Km+高速60Km 
 帰り 一般道23Km+高速93Km
 往復 一般道67Km+高速153Km

という予定になっていました。

今回の行程だと、高速はスポーツモードにしてガソリン走行するとして、一般道を電気メインで使うと行きだけで電気を使い切るだろうということが分かっていました。なので帰り用に半分残しておこうかなとも思っていたのですが、調べたところゴルフ場には普通充電器が2台設置されていることが分かりました。

7時スタートという早い時間の予定だったので、早めに到着すれば充電器が埋まることはないだろうと思い、ゴルフ場で充電することを考えて調べ始めました。

どこかで書こうかと思っていましたが、家で充電すると残量ゼロから満充電で
 4時間くらいかかって電気代は300~350円
という計算になります。

外で充電するとなると、何らかのプランに入らないといけないので、基本料もかかるし充電コストも合わない(だったらガソリンで走ったほうが割安)だろうと思っていたのですが、

 日産の ゼロエミッションサポートプログラム のライトプラン

だと、基本料は毎月550円かかるものの、急速ではなく普通充電であれば

 1分 1.65円

という充電料金です。これであれば4時間かかっても

 240分 396円

で済みます。

先に結果を言うと、実際には充電時間が3.5時間でしたので、

 208分 343円

で、家で充電するのとほぼコストは変わらないことが分かりました。(基本料のことはいったん置いておく)

また、ゴルフは時間がかかるので充電のためだけの待ち時間が発生しないことになり、充電のシチュエーションとしては悪くありません。


さて、そもそもゼロ・エミッションサポートプログラムの利用には、

 ①Webでのアカウント登録とクレジットカードの登録
 ②それに加えて、充電機にかざして使うカードの受領・登録

が必要になります。

①はWebで登録すればすぐに完了しますが、問題なのは②で、
 日産のお店に行ってもらうか
 郵送で2週間くらいかけて送ってもらうか
になります。

今回は時間がないわけではなかったのですが、お店でもらうとどうなるか体験してみたかったので、家のすぐ近くにある日産のお店に行ってみることにしました。

まずは入り口で係の人に、

 「ゼロエミッションプログラムのカードをもらいたい」

と話をしたところ、あんまりもらいに来る人がいないのか、

 「少々お待ちください」

と言ってお店の人たちで何か相談をしておりました。

しばらく席で待っていると、黒いカードが入った封筒を持ってきてくれました。その後、お店にある充電器の場所を紹介してくれて、

 「ちなみにどのメーカーの車にお乗りですか?」

と聞かれたので、

 「プジョーです」

と答えると、

 「最近プジョーさんEVの方は増えていますね」

ということでした。何か日産車でも売り込まれるのかと思いましたが、そういうセールスもなく、割とすんなり完了というところです。

そのあとは、作っておいたWebアカウント(①)にカードを登録(②)すると使えるようになります。月額料金は②の段階で発生するようなので、カードを受け取った11月ではなく12月に入って登録をしておきました。


ゴルフ当日は、想定通りに電気を使い果たしてガソリン駆動で6時にゴルフ場に到着。

すぐわかる場所にEVの充電場所が2基ありました。

(事前のWeb情報だと、ゴルフ場の人に言わないといけないということでしたが、充電用のカードがあればそのまま使えました。カードを借りてビジター料金で使うこともできるようなので、その際は声掛けをするということのようです)


早速プラグをさして充電器にカードをかざして充電開始。帰り時点では当然満充電になっており、

こんな風に結果が表示されていました。

僕が充電するときには空いていたもう1台のスペースには、これまたプラグインハイブリッドのプリウスが隣で充電をしていましたので、EV/PHVのユーザーは充電器情報をしっかりチェックしてやって来るようです。


電気がなくなってもガソリンで走れるプラグインハイブリッドが外出先で充電することに対して必ずしも良い声はありませんが、プラグインハイブリッドであっても可能であれば電気で走りたいので、今回は使ってみることにしました。

508の通信が圏外だったのか充電の様子をスマホのアプリでチェックしても情報が更新できていませんでしたが、前半終了時点で充電は完了していたようなので、昼の時間に余裕があれば車を動かしてもよかったかなと思ったりもします。(ただ、昼前に車を動かしてもそこからゴルフ場に来て充電する人は現実的にいないだろうとも思います。)

充電ノズルはロックされてしまうので、充電が終わっても他人が勝手に抜くこともできないので、なんかこの辺は仕組みの工夫の余地はある気はしました。(キーと充電カードを預けて満タンになったら順次動かして充電していくとか。でもぶつけたり傷をつけるリスクもあるので、簡単ではないかもしれませんが・・)

(そんなわけで、PHVの充電やプレー中の充電場所占有の是非について議論するつもりはありませんので、悪しからずご了承ください。)


充電したおかげで、

・高速に乗るまでの一般道の渋滞や、

・電池残量に余裕が出たので高速終盤でハイブリッドモードにして主にガソリン一部電気で走った後、家に戻ってくる途中でなぜか発生していた大渋滞を回避するために遠回りした一般道

で電気を使うことができたので、

 行き 一般道44Km+高速60Km 表示燃費 22.2Km/L(到着時残り電気ゼロ) 
 帰り 一般道23Km+高速93Km 表示燃費 26.6Km/L(到着時残り電気35%)
 往復 一般道67Km+高速153Km 表示燃費 24.3Km/L

燃費もよい結果になりました。(高速もほとんど渋滞がない時間だった。)

プジョー508カテゴリの最新記事