東海お城巡り2日目:④岐阜県の広さを感じながら悲運の岩村城を訪れる

東海お城巡り2日目:④岐阜県の広さを感じながら悲運の岩村城を訪れる

岐阜城を14:30に出た後、今回の旅の主な目的地である岩村城目指して恵那方面に向かいます。

約90Kmの道のりなので、できるだけ高速を使いたいと思ったルートは、20分ほど一般道で関ICまで行き、
関IC→美濃関JCT:東北北陸自動車道
美濃関JCT→土岐JCT:東海環状自動車道
土岐JCT→瑞浪IC:中央道
で、そこから南部の一般道を通って岩村に向かうというもの。やはり1時間40分ほどかかってしまい、着いたのは16時過ぎ。

国道257号から脇道に入ると本丸近くまで車で行くことができます。かなり狭い道ですれ違える箇所がかなり少ないので、運転に自信のない方はふもとの岩村歴史資料館から登っていったほうが良いようです。

平日の夕方近くということもあり、私は幸運なことにすれ違う車が来ることはありませんでした。(でも車の観光客は何組かはいました)

 


(駐車場側から撮った車道。こんな幅の道が続きます)

 

 

さて、本丸ですがかなり高い石垣に守られた作りで、建物は何も残っていませんが日本を代表する山城としての堅牢さを感じます。

昔はこの石垣の段の上に郭のようなものがあったのだと思いますので、二段での本丸防御が想定されていたものと思われます。

そして敷地の中に入ると、もちろん建物はありませんが、本丸のあたりが一段高くなっていて、何らかの建物があったのだろうという場所があります。

駐車場側は搦手側なので、反対側の大手門側に回ってみると、こちらもしっかりとした石垣が築かれています。

防御を意識した虎口も顕在です。

そして岩村のウリは、城の加えて昔ながらの街並みが残っているところです。

なんか昔懐かしい雰囲気の街で、女城主という名の日本酒もアピールされています。

岩村城が今回の旅の目的の一つだったのは、岩井 三四二さんの小説を読んでいたからです。岩井 三四二さんの小説もだいぶ読みましたが、この本は、武田家の重臣秋山虎繁と信長の叔母おつやの方が敵味方から結婚して最後は非業の最後を遂げる物語を描き、戦国の世の厳しさ、はかなさが表現されている作品でした。

そして最後にローカル線の雰囲気漂う岩村駅を訪問してこの日は終了です。

1泊2日の強行軍で回りきる、というつもりでしたが

・岐阜県が広くて移動に時間がかかった
・岩石の城、苗木城に行ってみたかった
・武田の築城術を確認するため、伊那の大島城にも行ってみたくなった

ということで予定を1日延長して、ネットで空いていた民宿藤太郎さんを予約して宿泊することにして、3日目に備えます。

高校テニス部の合宿と鉢合わせたのでどうなるかと思いましたが、皆さんほんと静かに過ごしていて最近の高校生はよくできている・・・。

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