東海お城巡り3日目:②帰り道に飯田城と松尾城に立ち寄る

東海お城巡り3日目:②帰り道に飯田城と松尾城に立ち寄る

苗木城を見た後は、中央高速で東京方面へ移動を開始。途中でいくつか南伊奈のお城を探索してから家に帰る工程です。

まずは中央高速で濃信国境を越えて飯田に入り飯田城へ行ってみましたが、ほぼ遺構は残っておらず神社があるのみでした。

佐幕派だったために明治維新の際にお城が徹底的に破壊されたとのこと。ただ、断崖の上にあって堅城であった雰囲気は残しています。

 

せっかく来たので、同じ飯田にある信濃小笠原氏の一族の居城松尾城へ寄ってみました。ここは信濃の府中・松尾・鈴岡小笠原三氏のうち、松尾小笠原氏の居城です。鈴岡城は川を挟んですぐ近くにあり、府中=松本の遠さを考えると意外な感じがしました。

松尾城は武田家滅亡時の織田軍の侵攻の際に、小笠原信嶺の寝返りで落城した城です。ここは公園化されていますが、堀切など地形はお城のまま残ってました。

今回このブログ記事を書くにあたり改めて伊東潤氏の戦国鬼譚 惨を読んでみました。

全国規模で見るととても小さな領域を争う両家ですが、松尾小笠原氏とそのライバル下条氏の生き残りをかけた国人衆の角逐が行われた場所だったんだなと改めて思い起こさせてくれました。

戦国鬼譚 惨は武田家滅亡に至る武田家臣団の物語がつづられ、とてもいい小説ですのでお勧めです。(個人的には上松義豊が出てくる木曽家の話が一番心に残りました。)

 

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