東海お城巡り1日目:②高天神城に甲州流築城術を見る

東海お城巡り1日目:②高天神城に甲州流築城術を見る
続いて②高天神城ですが、これも遠江を代表する山城で、普通に軽い登山です。①諏訪原城では観光客は一人もいませんでしたが、ここではついに2名1組の観光客とすれ違いました。
裏口にあたる搦手から登りましたが、登っても登っても続く石段。そしてこの城は今川氏時代の遺構と武田氏時代の遺構が連結(増築)された作りになっています。
今川氏時代の方は、ほぼ自然の天険を生かしているのみであまり面白みはありませんが、眼下に茶畑などを望むことができます。
また、8年も幽閉されていた大河内政局の石牢の場所も残っています。
「ガケ地 危険」と書かれた奥には武田流の施工が施された西側は尾根沿いに攻められないように尾根を掘って断ち切った堀切などの遺構が見えて、甲州流の築城術をうかがうことができます。
ここではトンボがじっと見つめてくるのでその様子も一枚。まあ虫が多いです。靴とズボンを登山スタイルに変えて登りましたが、それくらいの軽装備のほうがよさそうです。(すれ違った人は革靴だった・・・)
高天神城が書いてある書籍ですが、①諏訪原城で書いた武田氏滅亡はもちろん参考になります。
あとは小説家の伊東潤さんが書いた
城を攻める 城を守る (伊東 潤)

や、これはまだ読んでなくてこれから読もうとしていますが
なんかも参考になりそうです。

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