日産マーチとプジョー508GT Hybridの燃費を比較してみる

日産マーチとプジョー508GT Hybridの燃費を比較してみる

この1カ月で、2回ほど車を使った小旅行をしました。

先月は茨城県のつくば駅からレンタカーを借りて、自分一人で100Kmほど走行して古城や神社を回る日帰りコース。

今月は神奈川県の自宅から自家用車のプジョー508を使って埼玉北部から群馬に向かい、家族3名で340Kmほど走行してやはり古城や神社、そして富岡製糸場などを見る一泊コースでした。


まず先月のレンタカーですが、安価なお任せコースで出てきたのは

日産マーチ


自動ブレーキらしき安全設備はなく、車内にはAndroid Autoが動きそうな気配もなく充電用のUSBのポートもなく、ということでかなり古そうでしたが、改めて調べてみると13年に生産開始して22年に生産を終了した最終型のようでした。

この仕様で2年前まで売っていたとはおそるべしというところですが、走行距離は

4万キロ。

そして充電ポートがないことを何となく想定して持ってきていたシガーソケットUSBポートは大活躍。

カーナビ用に持ってきたRakuten Handとエアコン口に刺すマグネット(見えないけど)も大活躍。

つくば駅→土浦城→小田城→筑波山神社→真壁城→下館城→関城→大宝城→ネコ発見→下妻城→つくば駅というコースを一般道だけで回り、アップダウン(特につくば神社)はありましたがそんなに渋滞はなかったという条件でした。

105.6Km走って

給油したのは4.66Lでしたので、燃費は

105.6Km÷4.66L=22.7Km/L

ということで、10年前の仕様の車としてはなかなか良いのではないでしょうか。

そして夏のコーティング時の代車のヴィッツ(下の記事参照)と比べてもう一つ良かったのは、アクセルを踏み込むとややガサツなエンジン音が大きく聞こえてきますが、それなりに加速感もあったことです。ヴィッツについてはややガサツなエンジン音が大きくなって、そして加速はしないという感覚が強かったです。


そして今回自分のプジョー508 GT Hybridで走った距離は都合337Km。

1日目は新百合ヶ丘を出て、忍城を水攻めにした後の石田堤→さきたま古墳群→忍城→渋沢栄一記念館→八塩温泉。

2日目は、八塩温泉から、武蔵の国二ノ宮金讃(かなさな)神社→山内上杉家の居城平井城→山名氏発祥の地の山名神社→富岡製糸場→こんにゃくパーク→小幡城の楽山園→近所のスーパー→新百合ヶ丘。

往復燃費は、メーター表示がややこしいのですが5.1というのは100Km走るのに必要なガソリンの量なので、

プラグインハイブリッド燃費
100Km÷5.1L=19.8Km/L

ということになります。(消費燃料は17.1L)

もちろんこれは満充電の電気分も含めてなので、ガソリン走行だけを切り出すために切りよく電気走行が37Kmとすると

ハイブリッド燃費
(337Km-37Km)÷17.1L=17.6Km/L

というのが充電した電気抜きの、ガソリン燃費という感じです。このクラスの車で3名乗車と考えると、良いと思います。

実際に行きの途中で早々に電池が切れましたが、そのあと様子を見ていても、

という挙動が見て取れます。

ですので、なるべくエンジンの頻繁なオンオフを避けて燃費をよくしようと思い、アップダウンに対しては、

 アップ時にアクセルを踏んで坂を上る
→下りに入るあたりでアクセルを踏むのをやめてしばらく惰性走行(後続車に迷惑をかけない程度)
→改めてアクセルを踏んで加速
→信号待ちが見えてきたらまたアクセルを外して惰性走行

といった感じで運転していたのも少し燃費向上には貢献していると思います。

前に書いた通り英語版にしてプジョーのアプリがまた起動するようになりましたので、

今回はエンジンオンオフごとの走行記録をCSVに出力してエクセルで編集してグラフにしてみました。

情報量が多くて少し見づらいかと思いますが、
・青文字がリッター当たり燃費(Km/L)
  最初の88Kmで電池が切れているので、ここだけプラグインハイブリッド燃費です
  (高速道路ではなるべくエンジンを使って電池を温存し、渋滞していた一般道で使い切りました)
・灰色の文字が、平均時速(Km/h)
・赤色の文字が、エンジンオンオフごとの走行距離(Km)
  棒グラフの緑は高速中心、黄色は高速+一般道、オレンジは一般道です
という中身です。

こうしてみると、時速と燃費がほぼ連動しているのが分かりますので、なかなか興味深いですね。

行動と照らし合わせてみると、リッター10Kmを切っている行程は、
・市街地の近距離をそれなりにストップ&ゴーで進む
・山道を登る
というところで、それさえなければ電池が切れた後でも10Kmを切ることはなさそうです。

ちなみに一般道で25.6Km/Lをたたき出した区間は、空いた道を緩やかに下っていくコースでした。

そして帰りの高速は一部を除いてほぼ渋滞はなかったですが、おおむね左か中央車線を進んで流れに乗り、時々アクセルを踏みこんで追い越したりしていたので、行動はセーブせずに走行した感じです。ここでも下り坂に入るとそれなりにアクセルをオフにしようとする508の努力が感じられる挙動でした。


改めてこの実績を見ると、電池が切れた後に市街地でバリバリ渋滞を進む行程を組み込んでいない限りは、外出先でお金を払って充電するよりはガソリンで帰ってきて家で充電する方がお財布にも良さそうです。(山道の上りはそもそも電気が苦手で電費が悪いし、下りは惰性走行できるのでガソリン走行で問題ないと思います。)

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